松山地検に、加計孝太郎、菅良二、今治市議15名収賄で告発

 

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加計学園誘致で菅良二今治市長から「1000万円のワイロ受領」を認めた今治市議13名で、あまりにも賄賂をもらったと認めた市議が多かったため、本日、松山地検に収賄で告発しました。

 

https://stat.ameba.jp/user_images/20170727/17/utumisinbun/59/e8/j/o0601082113991724273.jpg?caw=800

特捜部に文面を確認してもらい、その場で訂正を行い、以下を提出た。

 

告発状


平成29年7月27日

松山地方検察庁 検察官 殿


告発人 武田 宙大

      
被告発人 菅良二(愛媛県今治市市長)
     寺井 政博(愛媛県今治市議会議員)
     本宮 健次(愛媛県今治市議会議員)
     越智 忍(愛媛県今治市議会議員)
     松田 敏彦(愛媛県今治市議会議員)
     渡部 豊(愛媛県今治市議会議員)
     野間 有造(愛媛県今治市議会議員)
     丹下 大輔(愛媛県今治市議会議員)
     藤原 秀博(愛媛県今治市議会議員)
     渡辺 文喜(愛媛県今治市議会議員)
     井出 健司(愛媛県今治市議会議員)
     壷内 和彦(愛媛県今治市議会議員)
     木村 文広(愛媛県今治市議会議員)
     平田 秀夫(愛媛県今治市議会議員)
     松田 澄子(愛媛県今治市議会議員)
     近藤 博(愛媛県今治市議会議員)
     加計 晃太郎(学校法人加計学園理事長)
     
 下記のとおり被告発人の行為は、刑法197条違反に該当するので、処罰を求めたく告発します。

 


1 告発事実

 被告発人、菅良二(加計 晃太郎)共謀は、平成27年6月4日、内閣府国家戦略特区における学校法人加計学園岡山理科大学の獣医学部新設の申請にあたり、当時の市議会議員および本件15名の現職市議会議員に対し、1000万円の賄賂を渡していた。

 このことについて、平成29年7月26日今治市議会が乃万公民館にて開催した第4回議会報告会の質疑の場において、告発人が「ここにいる15名の議員で、菅良二市長から1000万円賄賂をもらっていない者は起立してください」と問うたところ、起立した者が2名しかおらず、残り13名は、うつむいたまま、反論もできず、正直に認めた。このやりとりは参加した地元住民ら30名以上が確実に見ており、しかも、会場ではあいテレビおよびTBSの報道カメラによる映像も撮影されている。

 さらに、同市議会の国家戦略特別委員会委員長をつとめる寺井政博議員にあっては「今治市は加計学園ありきでこれまでやってきた」と断言までした。

 これにより、加計学園が今治市への獣医学部新設にあたり、菅良二市長に約3億円の現金贈賄を行い、それによって、市議会議員が反対意見を言わないよう、菅良二がその収賄資金をもって市議会議員を買収していたことが明白となった。悪質であるので告発する。

 

2 罪名・罰条

 刑法197条(収賄、受託収賄及び事前収賄)

 

3 添付書類

 (1)今治市議会議会報告会日程表 1通
 (2)FRIDAY(2017年8月4日号)写し 1通
 (3)週刊新潮2017年7月20日号の記事写し 1通

4 その他
 告発人は、今治商工会議所の会員でコンサルタント業をしているが、平成29年3月に、今治市で被告発人が認可申請、建設を行っている学校法人加計学園岡山理科大学獣医学部について「バイオハザードによる環境汚染」「不正な公金支出があるのではないか」という指摘を知人らから受け、多数の今治市議会議員、愛媛県議会議員らに獣医学部誘致の経緯について郵送で問い合わせた。ところが、回答者は1名だけであった。市民への情報開示や十分な説明がされないまま96億円もの巨額の公金が加計学園に譲渡される点を不審に思うようになった。

そのため、情報公開や、住民への納得のいく説明を求めて、自ら「今治加計獣医学部問題を考える会」の共同代表となり、ボランティアで活動するようになった。

 そして、同会では国や今治市に対して7800ページを超える大量の情報公開を行った結果、加計学園、今治市、愛媛県、国会議員、文部科学省などで、長年にわたり議会から公務員まで収賄や行政プロセスに特定の利害関係者への利益誘導の実態があったことがわかってきた。

  被告発人が、告発人らからの再三の問い合わせや質問に誠意ある回答を示さないばかりか、被告発人加計晃太郎が最高責任者である学校法人加計学園が今治市から36億円相当の土地を無償で譲り受け、96億円の公金をもらって獣医学部を開設させてもらうのに、加計晃太郎氏が市民の前に出てきて一度もあいさつ、自ら説明をしてこなかった事実は世間一般の常識からしても「おかしい」と思っている。

  地元の今治市では「菅良二市長が地元市議会議員らに1000万円のワイロを渡して、加計学園の獣医学部設置に反対しないようにした。」と政界関係者で話されている。

  もし、今回、今治市議らが「収賄について潔白」であるのなら、告発人の問いに対して即座に否定できるのであり、できぬどころか、認めるというのは、民主主義、議会政治の根底を揺るがす重大な事態である。

 本件において被告発人加計晃太郎は国会への度重なる証人喚問にも応じず、添付の週刊誌報道のように逃げ回り隠遁生活を続けているのは、国民に対して、表に出て来て説明できない隠し事、収賄や詐欺のような悪事をはたらいていることが自明である。

 実際、被告発人の加計晃太郎は学校法人が政治活動をしてはいけないという、教育基本法第四条の二に違反することを知りながら特定の政党を支持し、その政治活動を行っている。

 この問題について、平成29年7月25日開催された参議院予算委員会で松沢成文議員が安倍晋三総理大臣松野博一文部科学大臣に違法性を被告発人の加計孝太郎の政治資金収支報告書の虚偽記載について質問しており、安倍晋三総理大臣は再度の調査回答をする状況になっている。
  被告発人らは文部科学省に認可された教育機関を運営する人間であり、社会的信頼、公益にも責任がある立場である。そのような人間が、国や自治体からの助成金や融資を受けておきながら、世間に公明正大な姿で情報開示せず、使途不明な支出を行っていることは国民全員に対する不利益であるので告発することにした。 

 

 

加計問題で市議会への「買収疑惑」浮上…議員1人1000万円(2017年8月1日配信『日刊ゲンダイ』)

 

 加計学園の獣医学部新設問題で大揺れの愛媛・今治市に再び激震が走っている。加計学園の誘致を巡り、菅良二市長や加計孝太郎理事長らが共謀して市議らにカネを配った疑いがあるとして、市内の男性住民が菅市長や市議らに対する告発状を松山地検に提出したのだ。

 7月27日付の告発状によると、菅市長と加計理事長は2015年6月4日の獣医学部の設置申請にあたり、今治市議会の国家戦略特区特別委担当の市議らに対し、1人当たり1000万円をワイロとして渡していた疑いがあるとしている。

 この問題は7月26日に市内で開かれた市議会報告会で表面化。告発状を提出した「今治加計獣医学部問題を考える会」共同代表の武田宙大氏が質疑応答の場で、「今治市では(獣医学部新設の問題で市議に)1000万円の収賄容疑がある。名誉を守るために加計、市長からカネをもらっていない人は起立してください」「立てんということはワイロをもらっとるということ」などと発言。すると、議員側から「ちょっと待て」「根拠を言え」「退場だ」などと怒声が飛び交う異常事態となった。果たして真相はどうなのか。武田氏にあらためて聞くと、こう答えた。

 「カネの授受の具体的な日時はともかく、この話は加戸守行前愛媛県知事や菅市長の選挙を手伝った支援者から直接聞いた話です。告発状を提出後、ある市議から電話があり、『私はカネをもらっておらず、起立したかったが、周りにためらう雰囲気があった』と明かしました。これは議会内で無言の圧力があるということ。疑惑があるのだから、検察にきちんと調べてほしいと思います」

 加計学園に広大な市有地をタダで差し出し、県と一緒に100億円近い施設費もくれてやる――。賛否が真二つに割れてもおかしくない市の重要政策なのに、なぜか議会では「全会一致」で可決だ。市民が「議員は怪しいカネをもらっているのではないか」と疑念を抱くのも当然だろう。検察が告発状を受理して捜査に着手するかどうかは不明だが、仮にワイロが事実で、市長や市議が芋づる式に逮捕されれば、獣医学部開設は間違いなく吹っ飛ぶ。超ド級の大スキャンダルに発展するのは間違いない。

政界工作のためのワイロが1人1000万円とすれば、議員に広く配るため億単位のカネが必要になる。経営状況が芳しくないといわれる加計学園が、多額の使途不明金を経理処理するのは難しいと言わざるを得ない。

 果たして、どこからカネが出たのか。まさか官房機密費ではないだろうが……。

 次から次へと新たな疑惑が出てくる加計学園の獣医学部新設問題。やっぱり計画の白紙撤回しかない。

 

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