施行70年 いいね!日本国憲法

 

平和といのちと人権を!5.3憲法集会

 

2017年憲法記念日論説

 

2017年憲法記念日各党談話

 

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日時:2017年5月3日(水・休)11時〜16時(予定)

場所:有明防災公園(東京臨海広域防災公園)

主催:5・3憲法集会実行委員会

11時〜ブース・イベント広場スタート

12時〜ライブ

13時〜集会スピーチ パレード

 

私たちは5月3日に行われてきた憲法記念日集会について、大きい枠組みでの集会開催を追求し、2015年の横浜・みなとみらいに約3万5千人2016年は東京・有明に約5万人が参加する大集会を実現、憲法破壊に対抗する市民の大きなうねりをつくりだすうえで、重要な役割を果たしてきました。

 

施行から70年を迎える来年2017年についても、「施行70年 いいね!日本国憲法−平和といのちと人権を!5.3憲法集会」(東京・有明防災公園)として開催する準備を開始しています。この集会へのご支援・ご協力をお願いするとともに、全国各地でのよりいっそうのとりくみを呼びかけます。

 

2015年 横浜・みなとみらい

 

2016年 東京・有明

 

 

 

 

 

 

 

 

 

憲法施行70年に合わせた「5・3憲法集会」(同実行委主催)が2017年5月3日、東京・江東区の東京臨海防災公園で開かれ、5万5千人が憲法を守り、名護市辺野古の新基地建設撤回や「共謀罪」反対などを誓った。

 

民進、共産、自由、社民の4野党幹部も集会に参加。民進党の蓮舫代表はあいさつで、安倍晋三首相が目指す憲法改正について「総理の、総理による、総理のための憲法改悪には絶対反対しないといけない」と述べ、一線を画す姿勢を改めて示した。

 

 蓮舫氏は、憲法が施行70年を迎えたことについて「この70年間、私たちが守ってきた憲法が危機にある」と強調。憲法で規定した基本的人権の尊重と平和主義、国民主権の三原則が脅かされていると指摘し、「安倍首相は口を開くたびに(憲法の)どこを変えるかを変えてくる。今の政権はおごりがすぎる」と批判した(詳細)

 

 

 共産党の志位和夫委員長は、より厳しく政権批判を展開した。「変えるべきは、憲法ではなく、憲法をないがしろにした政治だ」と訴えたうえで、集団的自衛権の限定的行使を容認する安全保障関連法を「戦争法」と断じ、「『戦争法』を初めて発動し、地域の軍事対軍事の緊張を悪化させる。日本がやるべきは米国従属ではなく、対話と交渉による働きかけだ」と批判。「70年間変える必要がなかったことが憲法のすばらしさだ。変えるべきは憲法ではなく、憲法をないがしろにした政治だ」と述べ、改憲は不要との考えを改めて示した(全文)

 

 社民党の吉田忠智党首は「憲法を70年間、国民とともに守ってきた。大事なことは憲法を変えることはなく、生かすことではないか」と指摘。

 

自由党の森裕子参院議員は「安倍首相の存在そのものが違憲だ」と断じた。

 

集会には新基地建設に抗議する中、傷害罪などで逮捕・起訴された沖縄平和運動センターの山城博治議長も参加し、連帯を呼び掛けた。

 

山城議長は名護市辺野古で政府が着手した護岸工事について「心折れることはない。埋め立てはできない。(政府が)本気で基地建設をするなら、来年の名護市長選、知事選で打ち勝たないといけない」と強調。国会で審議中の「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ組織犯罪処罰法改正案については「県民の闘い、全国の仲間の運動をつぶすために用意されるのだろう。力を合わせて葬ろう」と述べた。

 

 

また、辺野古新基地建設の撤回を求める全国統一署名に関して、既に国会に提出された分も含め140万筆が集まったことなどが報告された。

 

 自民党の憲法改正草案をめぐる本を出版したファッション評論家、シャンソン歌手のピーコさんは、草案では自衛隊が国防軍になっているとして「戦争はしない、という草案ではない。憲法を改正することは許しません」と語った。

 

 

作家の落合恵子さんは「70年も100年も、永遠に憲法を大事に生きていく私たちでありましょう。『この憲法が大事だ』と信じていた祖父母や父や母の声をしっかり受け継いでいきましょう」と訴えた。

 

安保法制に反対する弁護士の伊藤真さんは、安全保障関連法成立など安倍政権の政策を挙げ「個人の尊重、尊厳という憲法の考え方が大きく覆されようとしている」と批判。「こういう時代だからこそ、憲法の輝きを増していかなければならない。子や孫が、自由と平和の中で憲法施行100年を祝える未来を築くことが、私たちの責任ではないか」と訴えたうえで、「70年間、市民の力で、この国の平和と人権、命を守り続けてきました。憲法を壊すたくらみには声を上げて闘い続ける覚悟を決めましょう」と呼びかけた。

 

特別ゲストとして参加した、朴槿恵前大統領の退陣を求める大規模デモをリードした韓国の市民活動家・李泰鎬(イ・テホ)は、朴槿恵を権力の座から引きずり下ろし、主権者として、経験したことのないプライドを回復することができた」と誇らしげに朴氏の退陣運動を回顧。集会の参加者には、「誰が国の主人なのか、はっきりしないといけない。日本でも間違った歴史を変える市民の行動が始まっている。皆さんの行動を応援している」と働きかけた。

 

 

このあと参加者は会場の周辺でデモ行進を行い、横断幕やプラカードを掲げて「9条を守れ」などと声を上げた。

 

 

一方、護憲派の憲法学者らでつくる「全国憲法研究会」は5月3日、東京都港区で講演会を開いた。約900人の聴衆を前に上智大の中野晃一教授(政治学)は「改憲に向け、政権がいよいよ本格的に動き始めた」と身構えた。

 

 

「憲法改悪反対、国民の国民による国民のための憲法を」5・3集会で、蓮舫代表

 

民進党の蓮舫代表は5月3日、「施行70年 いいね!日本国憲法―平和といのちと人権を!」と題して市民団体が東京・江東区有明の東京臨海広域防災公園で開いた5・3憲法集会であいさつした。共産、自由、社民の野党各党代表も登壇し、安倍政権下の憲法改悪阻止をともに訴えた。

 70年間守ってきた憲法が安倍政権下で危機にあると切り出した蓮舫代表は「安倍総理は憲法を変えるという。口を開くたびごとにどこを変えるのかを変えてくる。総理の総理による総理のための憲法改悪には絶対に反対をしなければいけない。憲法は国民の国民による国民のための憲法だ」と力を込めて訴えた。

 記者団の取材に蓮舫代表は、安倍総理が2020年の憲法改正を表明したことについて、改正手続き、緊急事態条項、教育無償化、自衛隊の明文化など、これまでの総理の憲法改正に関する発言を取り上げ、「毎回言うことが違う。一体何のために誰のために何の憲法改正をするのかが全く見えなくなった」と述べた。

 5月連休後の国会での憲法審議については「安倍総理が好きなメディアにだけ思いを語るのではなく、国民の代表である立法府で憲法議論をすべきだと思う」と語った。次の総選挙に向けた党内の憲法議論については「7条解散の制限や地方主権のあり方をどう憲法で担保するかなど、緊急性が高く国民の理解が得られるもの」を優先的に論議していくと説明した。

 

5・3憲法集会 志位委員長のあいさつ

 

変えるべきは憲法でなく、憲法を蔑ろにした政治

 みなさん、こんにちは。日本共産党の志位和夫です(拍手)。心からの連帯のあいさつを送ります。

 日本国憲法施行から70年。一部から「70年たつのに憲法を変えていないのはおかしい」という声が聞こえてきます。しかし、70年間、変える必要がなかったというのは、日本国憲法がいかに立派な、進んだ憲法であるかを証明するものではないでしょうか(拍手)。変えるべきは憲法ではなく、憲法を蔑(ないがし)ろにした政治ではないでしょうか。(「そうだ」の声、拍手)

安保法制=戦争法発動に強く抗議――対話と交渉による解決を働きかけよ

 その最たるものは、安保法制=戦争法です。

 北朝鮮の核・ミサイル開発は断じて容認できません。同時に、その解決の方法は、外交的解決しかありません(「そうだ」の声、拍手)。破滅を招く軍事力行使は絶対にやってはなりません。(「そうだ」の声、拍手)

 この点で、この機に乗じて、安倍政権が、安保法制=戦争法を初めて発動し、米艦防護を実施したことは、きわめて重大です。それは地域の軍事対軍事の緊張をさらに加速するものです。さらに万一、トランプ政権が軍事攻撃に踏み切った場合、自衛隊が自動的に参戦することになります。日本がなすべきは、米国追随の軍事的対応ではなく、憲法9条をもつ国として、対話と交渉による解決を働きかけることではないでしょうか(拍手)。憲法違反の安保法制=戦争法を廃止しようではありませんか。(拍手)

「共謀罪」法案を必ず廃案に――憲法19条に反する違憲立法であることは明瞭

 さらに「共謀罪」法案です。

 その最大の問題は、何を考え、何を合意したか――内心を処罰するということにあります。政府は、「実行準備行為が行われて初めて処罰するもので、内心を処罰するものではない」と弁解します。しかし、「実行準備行為というが、花見と犯行の下見をどう区別するのか」と問われて、窮した政府は「ビールと弁当を持っていたら花見、地図と双眼鏡を持っていたら犯行の下見」と答弁しました(笑い)。内心を処罰するという本質をごまかそうとするから、こういう荒唐無稽な答弁になっていくのです。内心の自由を保障した憲法19条に反する違憲立法であることは、いまや明瞭ではありませんか。(「そうだ」の声、拍手)

 自由な社会を窒息させ、モノ言えぬ監視社会をつくる「共謀罪」法案を、必ず廃案に追い込もうではありませんか。(「そうだ」の声、拍手)

沖縄への強権――憲法の「適用外」におく無法を許してはならない

 さらに沖縄への強権です。

 安倍政権が、名護市辺野古の新基地建設に向けた護岸工事に着手したことは、断じて許すことはできません。

 沖縄が、日本国憲法が保障した民主主義、地方自治、法治主義、そして個人の尊厳の「適用外」とされている。これは日本という国のあり方が問われる大問題ではないでしょうか。「決してあきらめない」という断固たる決意で頑張っている沖縄県民に連帯したたたかいを全国で起こそうではありませんか。(「そうだ」の声、拍手)

野党と市民の共闘を発展させ、憲法の先駆的輝きを生かした新しい日本を

 きょうは4野党・1会派の代表がそろいました。野党と市民の共闘を発展させ、総選挙に勝ち、安倍政権を倒し、日本国憲法の先駆的な輝きを生かした新しい日本をつくろうではありませんか。(「そうだ」の声、大きな拍手)

 固たる決意で頑張っている沖縄県民に連帯したたたかいを全国で起こそうではありませんか。(「そうだ」の声、拍手)

野党と市民の共闘を発展させ、憲法の先駆的輝きを生かした新しい日本を

 きょうは4野党・1会派の代表がそろいました。野党と市民の共闘を発展させ、総選挙に勝ち、安倍政権を倒し、日本国憲法の先駆的な輝きを生かした新しい日本をつくろうではありませんか。(「そうだ」の声、大きな拍手)

 

 

 

 

 

 

 

 

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