森友問題、1000人が抗議活動 国税庁前で長官罷免求める

 

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森友学園事案についての法律相談の文書

 

 

「政府のごまかし、許さない」 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 森友学園問題の真相解明や、学園への土地払い下げを巡る過去の国会答弁が批判されている国税庁の佐川宣寿長官の罷免を求め、市民団体の呼び掛けで集まった約1000人が2018年3月3日、東京・霞が関の国税庁前や銀座周辺で抗議活動をし、参加者は、「安倍の逃げ切りは許さない」「佐川(国税庁長官)はやめろ」「国民は許さない」「国民の財産を横流しするな」「納税者の怒りを思い知れ」などと書かれた紙を掲げ、佐川宣寿・前理財局長(現国税庁長官)と安倍昭恵氏の国会招致を訴えた。

 

 主催したのは「森友・加計問題の幕引きを許さない市民の会」で、同様の活動は確定申告が始まった2月16日に続き2回目。

 

 同会発起人の醍醐聡東大名誉教授(会計学)は、財務省が作成した決裁文書が書き換えられた疑いがあるとの朝日新聞報道に触れ、「また政府のごまかしが発覚した」「佐川氏一人の問題ではない。財務省全体組織ぐるみの犯罪行為だ」と訴えた。また、「文書の改ざんは、財務省全体の組織ぐるみの犯罪行為だ。草の根の声で日本の政治を主権者、納税者に取り戻す運動を」とアピールした。

 

 参加した千葉県船橋市の主婦(71)は「佐川氏が国民に向かって本当のことを話していたとは思えず、信用できない。長官を一日も早く辞めてほしい」と話した。

 

 佐川氏は2017年の通常国会で、財務省の担当局長として学園側との交渉記録を「廃棄した」などと答弁し批判を浴びた。佐川氏が否定した事前の価格交渉をうかがわせる音声データが見つかるなど、答弁の信ぴょう性が問われている。

 

全日本年金者組合の加藤益雄副中央執行委員長らが安倍晋三首相や昭恵夫人を車上で批判した。

 

 参加した東京都世田谷区の会社員の女性は(54)は「もう逃げてばかりの答弁は通用しない。国会で当事者が真正面から説明し、問題が解決するまで声を上げ続けたい」と話した。

 

 主催者のエンディングスピーチを社民党から2007年参院選の東京都選挙区に出馬したことがある杉浦ひとみ弁護士が務めた。

 

 日比谷公園前を出発した醍醐名誉教授らを先頭にしたデモ隊は、銀座へ。反原発団体の参加も目立ち、日比谷の東京電力前では「原発止めろ」というコールも起きた。

 

 

 

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